コロナ禍で利用客が減少している高速バスを使って群馬県片品村で採れた新鮮な野菜を東京へ運び販売する取り組みが13日から始まりました。
午後1時40分頃、片品村のバス停に東京・新宿行きの高速バス「尾瀬号」が止まり、そして専用のバックを積み込んでいきます。バックの中に入っているのは、片品村で収穫されたばかりのトウモロコシやマイタケなど7種の野菜です。
乗客と荷物を同時に運ぶいわゆる「客貨混載」の取り組み。今回、関越交通と片品村振興公社が共同で行ったもので、高速バスの「客貨混載」は、県内初めてです。理由の1つに、コロナ禍による利用客の減少があります。
野菜は、高速バスが回送中に通る都内のスーパーで降され、夜までには販売されます。この取り組みは、実証実験として今月26日までの2週間限定で実施され、今後、関越交通と片品村振興公社では、今回の課題をまとめ、来年の本格化に向けて準備を進めます。